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HMB-FA(遊離酸)の効果検証!体脂肪を減らし筋肉量を増やせた理由

HMB-FA(遊離酸)の効果検証!体脂肪を減らし筋肉量を増やせた理由

「HMBは本当に効果があるの・・・?」

このような考えを持った方は私だけではないはずです。

今や筋力アップにかかせない成分として知られているHMBですが、口コミやレビューを見てみると「HMBは効果なし!」といったコメントも多く見受けられます。

そこで先ほどの疑問が頭をよぎるはずです、HMBは本当に効果があるのかと。

結論を先に述べてしまうと「HMBは正しく使えば効果あり!」です。

関連

スポーツ栄養学に関する世界最大の国際非営利団体組織である国際スポーツ栄養学会やオーストラリア連邦政府機関でスポーツ競技者の育成機関・研究所であるオーストラリア国立スポーツ研究所、厚生労働省でも正式にHMBに関して公式声明を発表しています。

ロジック
私はすでにHMB-Ca(HMBカルシウム)の効果を実感していて、HMBを活用して6カ月で体重を14kg、体脂肪率を12%減らすことに成功しています。

HMB-Caを摂取しながら行ったダイエットの体重・体脂肪の変化を示したグラフ

HMBカルシウムの体験記について、詳しくはコチラで解説しています。

この時に参照した論文にはHMB-FA(HMB遊離酸)についても言及されており、HMBカルシウムで効果を実感しただけにHMB遊離酸にも興味を持ちました。

そこで、自分のカラダを実験台にして研究論文で報告されていることを実際に試した結果、HMB遊離酸を使って体脂肪量1.6kgを減らし、代わりに0.8kgの徐脂肪体重を増やす肉体改造に成功することができました。

この記事では、実際に私がHMB遊離酸を摂取して気づいたことや感じたことなどの体験記を踏まえながら、多く語られない「HMB効果」の真相に迫ってみたいと思います。

なぜHMBは「効果なし!」と言われてしまうのか

HMBを摂取しても効果がないと考えてしまう人の多くの方がHMBとはどのようなものかをしっかりと理解していません。

そもそも、HMBがどのようなものかを知らなければ正しく判別できません。

口コミやレビューで「HMBは効果なし!」とコメントしている人に当てはまる共通点を見つけました。

HMBは効果なしとコメントしている人に共通する認識

  • HMBをプロテインと勘違いしている
  • 筋トレ(運動)を全く行わずに飲むだけで効果があると勘違いしている
  • 用量・用法が間違っている
  • HMBの効果が現れる期間まで使用できていない

HMBをプロテインと勘違いしている

HMBはプロテインとは異なり、すぐに感じられる効果が体感しづらいので最初のうちはHMBに効果があるのか分かりづらいです。

なぜなら、HMBは筋肉を形成する、つまり、HMBは筋タンパク質の合成を活性化して筋肉の分解を抑制するはたらきをもつ成分だからです(詳しくは後ほど解説します)。

プロテインは筋肉を形成するために必要なタンパク質で、言い換えれば、筋肉を作るための材料です。

これに対し、HMBは筋肉を作れと指示を出す司令塔。

HMBとプロテインの関係は工事現場で言う現場監督(HMB)と作業者(プロテイン)のようなものです。

どんなに優れた現場監督が何人いたとしても、実際に作業をする人がいなければ、工事は予定通りに終わることはありません。

注意ポイント

HMBは筋タンパクの合成を促すものであり、筋肉そのものをつくる材料ではありません。

逆に言えば、しっかりとプロテイン(タンパク質)を補いながらHMBを摂取し、運動や筋トレを行うとあきらかにHMBの効果を実感できるようになります。

筋トレ(運動)を全く行わずに飲むだけで効果があると勘違いしている

HMBを飲めばそれだけで勝手に筋肉がつく訳ではありません。

HMBは「筋肉を作りなさい」と指示は出しますが、筋肉が成長するための刺激がなければ筋肉は成長しません。

繰り返しになりますが、HMBは筋トレによる筋肥大の効果を促進し、筋肉がつきやすくするためのものです。

注意ポイント

筋トレ(運動)を一切しない状態でHMBだけを摂取しても、まったくもって意味はありませんし、効果はゼロです。

用量・用法が間違っている

どんなに優れたサプリメントでも、用量や用法が間違っていると効果は表れません。

たとえば、転んでひざをすりむいてしまったときに、下痢止めの薬を飲む人はいないと思います。

このときに必要なのは消毒やばんそうこうといったすり傷に効果のあるものです。

HMBの効果を得るためには正しい用量を正しい用法で摂る必要があります。

注意ポイント

摂取する量が足りなくても効果は出ませんし、逆に多く摂り過ぎても効果が出ないことが研究結果から報告されています(詳しくは後ほど解説します)。

HMBの効果が現れるまで使用できていない

たしかに、HMBを飲んですぐに期待する効果が現れるのではと思いたくなる気持ちもわかります。

せっかくHMBを飲むのですから、すぐにカラダが変化することに期待してしまいますよね。

しかし、HMBは飲んだからといってすぐに効果が現れるものではありません。

なぜなら、HMBはサプリメントなので効果が現れるまでにはそれなりの期間が必要だからです。

サプリメントは薬のように飲んですぐに効果が現れるものではありません。

注意ポイント

HMBの効果を実感するためには、ある程度まとまった期間の摂取が必要です(詳しくは後ほど解説します)。

HMBの効果を実感するには?

HMBの効果を実感するためには、HMBについてある程度の知識が必要です。

公表されているHMBの効果

サプリメント先進国であるアメリカでは「HMBの父」と呼ばれているアイオワ州立大学Steven L Nissen教授の1996年の研究報告結果(*4)を皮切りに、筋トレ上級者のためのサプリメントとしてHMBは20年以上の歴史を持っています。

国際スポーツ栄養学会(ISSN)の見解

スポーツ栄養学に関する世界最大の国際非営利団体組織である国際スポーツ栄養学会(ISSN:International Society of Sports Nutrition)はHMBに関する公式声明(*5)を発表しました。

  • HMBはHMBは骨格筋の損傷を軽減することで、高強度運動からの回復を早めると考えられる。
  • HMBはトレーニングを行った場合、行わなかった場合のどちらも筋肉の成長を助ける可能性がある。
  • HMBは1日に体重1kgあたり38mgの摂取で普段トレーニングをしていない人がトレーニングを行った場合に骨格筋肥大、筋力強化を高めることが実証されている。
  • カルシウムと結びついたHMB-Caと遊離酸の状態のHMB-FAでは、遊離酸HMBの効果が高い。
  • 特に高齢者の筋肉成長を助ける効果が期待できる。
  • HMBは高強度運動からの回復を早めると考えられる。
  • HMBはカロリー制限のようなカタボリック(筋肉が分解されてしまうこと)状態において、徐脂肪体重の減少を防止するための手助けとなる可能性がある。
  • HMBサプリメントはエアロビクスのパフォーマンスを高める可能性がある。

出典:国際スポーツ栄養学会のHMB公式見解より抜粋

ダイエットやボディメイクを真剣に考えている人から見ると、かなり魅力的ではないでしょうか。

その後もHMBに関する研究結果が多く発表されましたが「効果あり」と「効果なし」の意見に割れてしまいます。

これを踏まえて、国際スポーツ栄養学会が2018年にサプリメントに関する報告(*6)を行いました。

これまでに報告された筋トレとサプリメントの研究結果をまとめ、それぞれのサプリメントの効果をエビデンスに応じて3つのレベルに分類しています。

ISSN2008_HMBがカテゴリーA

<出典:ISSN exercise & sports nutrition review update: research & recommendations, Journal of the International Society of Sports Nutrition 2018より抜粋>

その中で、HMBは筋肉を増強するサプリメントとして「明らかに安全で、効果のある強力なエビデンスを示すもの」に分類されています。

厚生労働省の見解

厚生労働省は健康食品やサプリメントの安全性を管理している省庁です。

厚生労働省が5年に1回更新する各栄養素に対する見解をまとめた「日本人の食事摂取基準」(*7)でHMBについて以下のように述べています。

β─ ヒドロキシ─β─ メチル酪酸(beta-hydroxy-beta-methylbutyrate:HMB)を単独若しくはアミノ酸と配合し、サプリメントとして補給する介入試験が近年幾つか報告されている。HMB はロイシンの体内における代謝産物であり、筋肉におけるたんぱく質合成を誘導する重要な働きをすると想定されている。

日本人の食事摂取基準(2015年度版)より一部抜粋

このように、厚生労働省もHMBの効果について正式に見解を示しています。

HMBの仕組みを理解しよう

そもそも、HMBとはどのようなものなのでしょうか。

HMBは日本では「3-ヒドロキシイソ吉草酸」と呼ばれていて(β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸:βHydroxy-βMethylButyric acid)の頭文字をとってHMBとなっています。

HMBは必須アミノ酸である分岐酸アミノ酸(BCAA:Branched Chain Amino Acid)の1つである「ロイシン」から産生される物質です。

HMBの生成

ロイシンから体内でHMBを産生することができますが、その産生量は少なく、摂取したロイシンのおよそ5%だけがHMBに変換(*8)されます。

HMBに関する研究論文は多く発表されていますが、国際スポーツ栄養学会が2013年に発表した報告書(*5)で、ダイエットやボディメイクにおけるトレーニングに対するHMBの効果として次の4つを示しています。

HMBの実証された4つの効果

  • 筋肥大の増加
  • 筋損傷の回復
  • 加齢による筋肉減少の予防
  • 体脂肪量の減少

HMBが筋肉を形成する主なメカニズム

HMBが筋肉を形成する仕組みは主に次の2つです。

HMBが筋肉を形成する仕組み

  • 筋タンパク質の合成を促すmTORと呼ばれる酵素を介入した経路を活性化する(*1)
  • 筋タンパク質の分解を促すユビキチン・プロテアソーム経路を抑制する(*2, 3)

簡単にいえば、HMBは筋タンパク質を合成するmTORのスイッチをONにし、筋肉を分解するユビキチン・プロテアソーム系経路のスイッチをOFFにします。

HMBの筋肥大効果

これにより、HMBを摂取することで筋肉合成作用>筋肉分解作用となり、筋肥大が起こりやすく、筋力アップが期待できます。

運動が苦痛にならない範囲で継続しよう

HMBには筋肉を効果的に成長させる作用があることがわかりました。

しかし、筋肉を成長させるためには、筋肉への刺激、つまり運動(筋トレ)が必要です。

せっかく筋肉の成長に効果的なHMBを摂っていても、運動しない限りHMBの効果が現れることはありません。

では「きつい運動や刺激の強いトレーニングをガンガンしなければいけないのか」と勘違いされることがありますが、そうではありません。

はりきってキツい運動を数回行ったところで、三日坊主になってしまうことが目に見えています。

なぜなら、厳しいことは継続することが難しいからです。

そうではなく、無理せず楽しく続けられる程度に抑えて運動を継続することが大切です。

これは私たちのカラダに変化が起こるのに期間を要するのと関連しています。

細胞の新陳代謝が正常であれば身体は3ヶ月で新しく生まれ変わる。

~ウィキペディア、「新陳代謝」より~

新陳代謝とは、古いものが新しいものに入れ替わることを言い、細胞自体が入れ替わることを意味しています。

ダイエットや肉体改造、ボディメイクにおいて短期間で成果を出したい気持ちもわかりますが、見た目でも変化を感じられるにはある程度の期間が必要です。

また、国際スポーツ栄養学会のガイドラインでは

HMBの効果を最大限に得たい場合は2週間以上の継続した摂取が推奨される

とされています。

ポイント

HMBの効果を実感するためには継続的な運動(筋トレ)を心がけましょう。

一緒に摂るとより効果的なサプリメントを併用しよう

HMBは2つのスイッチ(筋肉の合成を促進するスイッチを入れること、および筋肉の分解を抑制するスイッチを切ること)としての役割を持つことがわかりました。

しかし、いくらHMBを摂ったからと言って筋肉が成長するわけではありません。

なぜなら、いくらHMBが筋肉の合成を促進しても筋肉を作るための材料であるタンパク質が十分になければ筋肉を成長させることはできません。

たとえるなら、HMBは工事現場や建設現場の「現場監督」です。

HMBは筋肉の合成を強めろと指示したり、筋肉の分解を抑えたり、総合的に筋肉が成長しやすいように導いてくれます。

ところが、いくら優秀な現場監督がいたとしても、実際にはたらいてくれる作業者がいなければ、現場は作業が進みません。

この「実際にはたらいてくれる作業者」がタンパク質です。

優秀な現場監督(HMB)と優秀な作業者(タンパク質)がそろって初めて現場の作業が成り立つ(筋肉が成長する)のです。

そこで、おすすめなのがHMBを摂取する際にはプロテインを併用することです。

プロテインは良質なタンパク質だけをギュッと濃縮した、いわば超濃厚なタンパク質。

プロテインから筋肉の材料となるタンパク質を補給しながらHMBを摂取することで、筋肉の成長をより効率的に行うことができます。

豆知識:クレアチンとの併用で効果がアップ

2001年に医学誌「Nutrition」に掲載された論文には、以下のような報告がされています。

我々はクレアチン(CR)とβ-ヒドロキシ-β-メチルブチラート(HMB)が
漸進的抵抗運動訓練を受けているヒトにおける除脂肪体重(LBM)および強度を増加させる類似のまたは異なるメカニズムによって作用するかどうかを調べた。

~中略~

要約すると、CRおよびHMBはLBMおよび強度を増加させることができ、その効果は付加的である。これらの結果はCRとHMBが異なるメカニズムによって作用したと考えられる。

出典:”Creatine and β-hydroxy-β-methylbutyrate (HMB) additively increase lean body mass and muscle strength during a weight-training program”, Nutrition Volme 17, Issue7-8, July-August 2001のAbstractよりロジックダイエットが翻訳

簡単にまとめると、クレアチンとHMBを併用すると除脂肪体重(体脂肪を除いた筋肉や骨などの体重)を増やし、筋力量を強めることができたと報告しています。

「HMBの効果がいまいちだな」と感じている人はクレアチンも一緒に摂ると効果を期待できるでしょう。

HMBの効果を実際に自分のカラダで検証してみた!

国際スポーツ栄養学会の公式声明や実証された論文を確認すると体脂肪の減少効果が報告されているものがいくつかあります。

ダイエットを行う人にとっては、ぜひともほしい効果の1つだと思います。

また、国際スポーツ栄養学会の情報からもわかるように、HMBのサプリメントは2種類が存在します。

1つがカルシウムと結合したHMB-Ca(HMBカルシウム)で、もう1つが遊離酸の形をとるHMB-FA(遊離酸HMB:Free Acid form of HMB)です。

日本で販売されているHMBサプリメントはほとんどがHMB-Caを採用しています。

さらに、研究報告で使われているHMBサプリメントはHMB-Caが多いのも事実です。

私のHMB-Ca(HMBカルシウム)のダイエット実績

この記事の冒頭でもお伝えしたとおり、私は私は2012年に本格的にダイエットを行った際、サプリメントとしてHMB-Caを摂取して6か月間で体重を14kg・体脂肪率を12%減らすことに成功しています。

HMB-Caを摂取しながら行ったダイエットの体重・体脂肪の変化を示したグラフ

このとき、HMB以外にもホエイプロテインも同時に摂取しながらダイエットに挑戦しました。

この経験から、HMBとプロテインの併用は効果が高いと実感しています。

その後、HMBにはHMB-CaとHMB-FAの2種類が存在することを知り、調べてみるとHMB-FAの研究論文には魅力的な効果が記載されていました。

2012年のダイエットではHMB-Caを体験しましたので、これはぜひともHMB-FAを試してみたいと思い、論文でうたわれているようなHMB-FAの効果が体感できるのか実際に験してみました。

HMB-FAとHMB-Caの違い

HMB-FAの特徴はHMB-Caに比べて体内への吸収スピードが速いことが挙げられます。

また、HMB-Caに比べてHMB-FAの方が血液中に溶けているHMBの濃度を高く、かつ早く上げることができます。

HMB-FAとHMB-Caの作用の違い

<出典:リハビリmemo 「HMBが筋トレの効果を高める理由~国際スポーツ栄養学会のガイドラインから最新のエビデンスまで」より抜粋>

HMB-FAの研究報告

そもそも私がHMB-FAを知ったきっかけは、フロリダのタンパ大学Jacob Wilson教授らが発表したHMBに関する論文(*9)でした。

この論文では、HMB-Caに関する研究は数多く報告されているが、HMB-FAの長期間にわたる効果を実証する研究報告がなかったため、実際にHMB-FAの効果を実証したと述べられています。

簡単に要約すると

除脂肪体重が同じレベルになるように被験者をHMB-FAを摂取するグループと偽薬(HMB-FAと同カロリーになるように調整されたコーンシロップ)を摂るグループの2つのグループに分け、食事も被験者全員が同じ栄養バランス(タンパク質25%、脂質25%、炭水化物50%)になるように管理され、12週間のトレーニング(途中2週間はオーバートレーニングを行う)を実施。

このとき、HMB-FA、偽薬とも1回1gを3回(トレーニングの30分前、昼食時、および夕食時)に分けて摂取しました。

この研究結果より、HMB-FAを摂取しながらトレーニングをしっかりと行うことで、除脂肪体重、筋肥大、筋力とパワーが増加することが示されました。

それだけでなく、更にきついオーバートレーニングを行ってもHMB-FAを摂取することでパフォーマンスの低下を防止することができると結果が示しました。

もしこの研究報告が正しければ、次のことが言えます。

HMB-FAを摂取しながらしっかりと運動(筋トレ)を行うことで、筋肥大と筋力アップ、さらには体脂肪を筋量を落とすことなく減らすことができる。

研究結果の考察が本当に正しいのかどうか、自分のカラダで試してみることにしました。

HMB-FAを実際に試してみた

この研究結果の論文を読んでから、物は試しと早速HMB-FAサプリメントを購入し自分のカラダで人体実験を行ってみました。

私が実際に使ったサプリメントはMuscleTech社のCLEAR MUSCLE:クリアマッスルです。

クリアマッスルはMTI社製のBetaTORと呼ばれる遊離酸型のHMBを使ったHMB-FAサプリメントです。

MuscleTech社 クリアマッスル

MuscleTech社 クリアマッスル

BetaTORに関する詳細はMTI社のホームページでも確認できますが、ここでは解説動画を紹介いたします。前述のHMB-FA研究報告を行ったJacob M Wilson教授が解説しています。

*字幕設定を「日本語」にすると、日本語の字幕が表示されます。

<出典:MTI社ホームページより>

HMB-Caのサプリメントは粉末状、もしくは錠剤がほとんどですが、HMB-FAのサプリメントは液状のカプセルになっています。

クリアマッスルのカプセル

実験方法

次のような期間を設定してHMB-FAサプリメントの効果の有無を確認しました。

実験実施期間:2018年0月01日~06月01日

0~3週目:HMB-FAサプリメントなし
4~16週目:HMB-FAサプリメントあり

また、効果の信ぴょう性を高めるため、以下の共通ルールを設けました。

実験実施期間中の共通ルール

  • 全期間中を通して、食事は1日のPFCバランスができるだけ同じになるようにFitbit社のアプリを用いて管理し、1週間の合計摂取カロリーが同じになるように食事量を調整する。
    (PFCバランスとは、P:タンパク質、F:脂肪、C:炭水化物の摂取する割合)
  • 全期間中を通して、1週間の睡眠時間が同じになるようにFitbit社のアプリを用いて管理する。
  • 全期間を通して、体重・体脂肪率・徐脂肪体重・脂肪量をFitbit社のAriaを使用して入浴後に毎日記録。
  • タンパク質は体重×2gを摂取するように努める。
  • 運動は月~金の筋トレのみで、有酸素運動やそれ以外の運動は一切行わない。
  • 筋トレは胸、背中、腕、肩、脚の5部位に分け、1日20~30分間のワークアウトを月~金で行い、土日はオフとする。(例えば、月:胸の日、火:背中の日、水:腕の日といった具合で、1日1部位のみとする)
  • HMB-FAの摂取タイミング
    • 筋トレ30分前に1g
    • 昼食時に1g
    • 就寝前に1g
  • HMB-FA以外のサプリメントはすべて全期間中共通の摂取量とする。
    • マルチビタミン:昼食時に1錠
    • プレワークアウトサプリ:筋トレ前30分に1回補給
    • BCAA:筋トレ中に7gを水に溶いて補給
    • ホエイプロテイン:食事と合わせて1日のタンパク質摂取量が体重×2gになるように調整

実験結果

実験結果は以下のとおりです。

【2018年02月01日~06月01日の体組成推移】

HMB-FAを摂取しながら実験を行った際の体重・体脂肪の推移を示したグラフ

【体組成4週間ごとの推移】

HMB-FAの実験0~3週目の結果を示したグラフ

【私の考察】

HMB-FAサプリメント摂取前(0~3週目)

この結果を見てわかることは、HMB-FAサプリメントを摂取していないモニター期間(0~3週目)では、筋トレで体脂肪の減少は確認されましたが、徐脂肪体重の推移がほとんど見られませんでした。

これはPFCバランスを一定に保つため、炭水化物の摂取割合が減り、低糖質の効果+筋トレで体脂肪が減ったものと思われます。

しかし、炭水化物の摂取量が減っているため、筋トレで同じ重量を持ち上げるにも、ややパワー不足を感じました。

HMB-FAサプリメント摂取開始(4~7週目)

低糖質+筋トレの効果で体脂肪は徐々に減っていましたが、HMB-FAサプリメントを摂取して1か月では徐脂肪体重の変動は見られませんでした。

ただ、筋トレ時のパワー不足は摂取前よりは感じづらくなっていた気がします。

HMB-FAサプリメント摂取後(8~16週目)

この頃から実際に数値でも表れているようにカラダの変化を実感し始めました。

体脂肪量がおよそ1kg減少しながら徐脂肪体重がおよそ1kg増えた結果がグラフに示されている通り、同じ食事内容・同じ筋トレメニューにもかかわらず、パワー不足は感じることなく、逆に最大レップ数が更新しました。

また、鏡の前に移る自分のカラダも引き締まって見えるようになりました。

これは、体脂肪量が1kg減少しているにもかかわらず、徐脂肪体重が1kg増加したことによる見栄えが良くなったことが、目で見てもわかる変化を感じさせたのだと思います。

HMB-FAサプリメントを摂取するようになって4週間が経過したあたりから徐脂肪体重は増えているにもかかわらず体脂肪はどんどん減っているという、ダイエットの理想形に近い傾向が確認されました。

この結果から、実証された研究結果と同じ効果が得られたことを私のカラダが証明したことになります。

HMB-FAサプリ実体験結果

  • 有酸素運動なしで筋トレ+PFCバランスの調整で体脂肪を落とすことができた。
  • 筋トレ+PFCバランスにHMBサプリを組み合わせると、体脂肪は減らしながら徐脂肪体重を増やすことができ、ダイエットの理想形を体感できた。
  • 実験により体脂肪量:1.6kg減量、徐脂肪体重:0.8kg増量に成功!!

以上の結果より、私はHMB-CaでもHMB-FAでも実際にHMBサプリの効果を体感することができました。

それゆえに、ロジックダイエットはHMBを自信をもっておすすめしています。

HMBの効果を最大限に引き出す効果的な摂取方法

それでは、実際にHMBをどのように摂取するのか具体的な方法について確認していきましょう。

HMBの効果を最大限に引き出すためには、摂取方法も大切な要素です。

HMBは運動の1~2時間前に摂取しよう

先ほど紹介したのHMBの血中濃度を示すグラフからもわかる通り、HMBは摂取してからおよそ200分で血中のHMB濃度がピークになります。

HMBが体中に行き渡った状態で筋トレ(運動)を行うことで、HMBの効果を最大限に発揮してくれます。

ここから逆算して考えると、HMBはトレーニングや運動の1~2時間前に摂取することで、HMBの血中濃度のピークとトレーニングのピークを合わせることができ、HMBの効果を最大限に有効活用できます。

ポイント

HMBはトレーニングの1~2時間前を目安に摂取しましょう。

1日3gをできるだけ小分けに摂取しよう

HMBに関する研究論文の結果、および私の実体験レポートでも紹介したように、HMBは3gを小分けに摂取したほうが効果が高いことがうかがえます。

これは、血中のHMB濃度を1日を通して高く保つことで、HMBの効果を最大限に発揮できるからです。

おすすめは1回1gを3回に分けて摂取することです。

たとえば、朝トレーニングをする方であれば、トレーニングの1時間前に1回、昼食時に1回、夕食時に1回と3回に分けて1gずつ摂取すると効果的です。

HMBの摂り過ぎには注意しよう

HMBの効果を強くしようと「たくさんHMBを摂取すればよいのでは?」と考えてしまう方もいらっしゃるかと思います。

ところが、HMBの摂り過ぎは筋肉合成を促進する効果が発揮できないことがボールステイト大学で実施された研究論文(*10, 11)で紹介されています。

HMBの効果をしっかりと感じたいなら、適正量を守って使用することが大切です。

HMBは摂り過ぎても逆効果ですので、摂り過ぎには注意して用量を守って使用しましょう。

まとめ:HMB-FA(HMB遊離酸)は効果あり!

事の始まりは1つの研究論文との出会いでしたが、そこから私は結果として体脂肪量1.6kgを減らし、代わりに0.8kgの徐脂肪体重を増やす肉体改造に成功することができました。

もちろん、個人差はあると思いますが、少なくとも私にはHMBサプリメントはダイエットに有効であったことが実証されました。

HMBサプリメントは正しく摂取することで、筋肉を増やしたい人にもダイエットにも有効であると実感しています。

私は今回の実験のためにプロテイン、BCAAとHMBサプリメントをそれぞれ別々に摂取していました。

そのため、サプリメントに割いた費用は割高になってしまいました。

HMBはあくまでも筋肉を合成しやすくするためのスイッチであり、筋肉を成長させるためにはその材料となるタンパク質(プロテイン)が必要不可欠です。

もし、あなたがHMBサプリメントを試してみたいのなら、プロテインやEAA(必須アミノ酸)にHMBが配合されている総合サプリメントであれば、コスパがよく、筋肉の材料であるタンパク質(アミノ酸)を同時に摂れるのでおすすめです。

この記事を読むことで、HMBを試してみようかなと考えている方の悩みを解消し、実際にHMBを試してみるきっかけとなれば幸いです。

参考文献

+ 参考文献(クリックで展開する)

*1): "Signaling pathways initiated by beta-hydroxy-beta-methylbutyrate to attenuate the depression of protein synthesis in skeletal muscle in response to cachectic stimuli" Am J Physiol Endocrinol Metab 293;E923-E931, 2007

*2): "Effects of beta-hydroxy-beta-methylbutyrate (HMB) on exercise performance and body composition across varying levels of age, sex, and training experience: A review" Nutr Metab (Lond). 2008; 5: 1.

*3): "Attenuation of Proteasome-Induced Proteolysis in Skeletal Muscle by β-Hydroxy-β-Methylbutyrate in Cancer-Induced Muscle Loss" Cancer Res 65; 277-283, 2005.

*4): “Effect of leucine metabolite β-hydroxy-β-methylbutyrate on muscle metabolism during resistance-exercise training” S. Nissen, R. Sharp, M. Ray, J. A. Rathmacher, D. Rice, J. C. Fuller Jr., A. S. Connelly, and N. Abumrad 01 NOV 1996

*5): International Society of Sports Nutrition Position Stand: beta-hydroxy-beta-methylbutyrate (HMB), Journal of the International Society of Sports Nutrition volume 10, Article number: 6 (2013)

*6): ISSN exercise & sports nutrition review update: research & recommendations, Journal of the International Society of Sports Nutrition volume 15, Article number: 38 (2018)

*7): 日本人の食事摂取基準‘, 厚生労働省, 2015年

*8): "Oxidation of leucine and alpha-ketoisocaproate to beta-hydroxybeta-methylbutyrate in vivo." Am J Physiol Endocrinol Metab. 1992; 262: E27-31.

*9): “The effects of 12 weeks of beta-hydroxy-beta-methylbutyrate free acid supplementation on muscle mass, strength, and power in resistance-trained individuals: a randomized, double-blind, placebo-controlled study” Eur J Appl Physiol. 2014; 114(6): 1217–1227.

*10): “β-hydroxy-β-methylbutyrate ingestion, Part I: effects on strength and fat free mass” Medicine & Science in Sports & Exercise: December 2000 - Volume 32 - Issue 12 - p 2109-2115

*11): “β-hydroxy-β-methylbutyrate ingestion, Part II: effects on hematology, hepatic and renal function” Medicine & Science in Sports & Exercise: December 2000 - Volume 32 - Issue 12 - p 2116-2119

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したい人
  • 運動が苦手だ
  • 無理はしたくない
  • 外食する機会が多い
  • 好きな服を着こなしたい
  • 食事制限が耐えられない
  • 食事に含まれる脂肪や糖が気になる
  • 健康診断で指摘されることが増えた
  • 食事も楽しみながら健康を管理したい

オサエル EXは、食事に含まれる脂肪や糖の吸収を抑える機能、肥満気味な方の内臓脂肪とBMIを減らすのを助ける機能が報告されている機能性表示食品です。

1日1回、飲みながらどんどん理想の自分に近づく、カンタンに続けられる商品なので、いままで過度な食事制限や、無理のある運動でダイエットが続けられなかった人、何を試しても落ちなかった人にはもってこいの商品です。

おいしいものには糖や脂質が多く含まれていますが、過度な糖質制限や無理な食事制限はストレスがたまるだけで長続きしません。

食べたいものを食べ、気軽に続けられるので、おいしい食事を楽しみたいあなたにおすすめです♪

センシニティカプセル バーニングレッド

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基本情報
ジャンル脂肪燃焼サポート系
料金
(税込)
  • 1回目:4320円 (税込み)
  • 2回目以降:5400円 (税込み)
  • 定期縛りなし
成分センシンレン、ググル、α-リポ酸、L-カルニチン、ビタミンB群、ビタミンC
1日の摂取
目安
1日4カプセル
1日当たりのコスパ162円
おすすめ
したい人
  • 疲労感が続く
  • スポーツが好きだ
  • 運動は嫌いじゃない
  • 冷え性で手足が冷たい
  • 代謝が悪いと感じている
  • お腹の脂肪が気になってきた
  • 2~3ヶ月のスパンで予定を組める
  • 太りやすく痩せにくくなってきた
  • 定期縛りのない商品を探している
  • ダイエットしても体重の減りが悪い

センシニティカプセル バーニングレッドは、脂肪燃焼をサポートしながら「あ、効いてる!」体感できるとサプリです。

実際に燃えている感覚を体感できることで、ダイエットに対するモチベーションも上がり、ダイエットは辛いものではなく、楽しく、結果にワクワクするダイエット環境を提供してくれるサプリメントです。

ダイエットはどうしても我慢の連続だったり、不安が大きくなったりと、ストレスのかかることが多いのも事実。

しかし、センシニティカプセル バーニングレッドは体重・体脂肪に対するサポートだけでなく、ダイエット中のストレスや不安までも一掃してくれる、ダイエットの強い味方になってくれることを全口コミ81%の人が感じています。

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