「頑張ってダイエットしているのに痩せない」と思ったことはありませんか。
努力しているのになかなか結果がでないことは不快でストレスが溜まる一方です。
そのストレスが原因で必ずや挫折してしまいます。
- めちゃくちゃ頑張ってるのに全然痩せない
- 食事制限を我慢して続けてるのに効果がない
- ひたすら運動してるけど効果ゼロ
ただ、このように嘆いている人はいつまでたってもダイエットに成功することはできません。
なぜなら「努力する」=「量をこなす」と考えてしまいがちだからです。
そのため、いくら努力しようと報われることはありません。
では、なぜこのようなことが言えるのでしょうか。
この記事では「努力」=「結果」ではないことをお伝えし、ダイエットを取り組む上で重要なマインドの1つ「どれだけ努力したかではなく、どれだけ結果を出せたのか」について解説します。
この記事を読むことで、あなたが得られるメリットは以下の通りです。
この記事からあなたが得られるメリット
- ダイエットに努力は必要ないことを知ることで、ストレスを感じることなくダイエットに取り組むことができる。
- 努力しても成功できない人が気づかない「落とし穴」を事前に知ることで、無駄な努力をすることなく成功をつかみ取ることができる。
ダイエットで努力しても痩せないのはなぜ?
あなたはダイエットを行うとき、努力しなければ結果は出ないと思っていませんか?
たしかに、何事も努力しなければ成果は得られないと感じてしまうのはごく普通のことかもしれません。
しかし、どれだけあなたが努力しようと結果の出ないことは必然的に起こります。
なぜなら、正しいことに努力を注がないとほしい結果は得られないからです。
「努力する」=「量をこなす」ではない
ダイエットや何か新しいことにチャレンジするとき、今までやったことのない行動や動作を行うことは必然的に増えていきます。
新しいことを始めるには、今まで自分がいた環境から一歩抜け出すことが必要になります。
たとえば、何か新しいスポーツに挑戦する場合を考えてみます。
あなたが初心者だとしても、ゴルフ、野球、テニス、水泳など、どんなスポーツを行ったとしても、スポーツのパフォーマンスを向上することはできます。
このとき「練習量を増やす」「走り込む」「筋肉量を増やす」など、パフォーマンスの向上につながることを考えると思います。
ここで勘違いしてはいけないことがあります。
それは「量をこなす」=「努力すること」と考えてしまうことです。
たしかに、新しいことをすると今まで行ったことのない動作や行動が伴うため、思った以上に「量」をこなしているのではないかと錯覚してしまいます。
しかし、どれだけあなたが量をこなしても結果の出ないことは必然的に起こります。
なぜなら正しいことを行わない限りほしい結果は得られないからです。
たとえば、英語が話せるようになりたいと目標を掲げたとします。
このとき、いくら英単語をたくさん覚えるたとしても、話せるようになるわけではありません。
英語を話せるようになるには、ある程度の英単語を覚えることは必要ですが、それ以外にもリスニング(聞く力)、スピーキング(話す力)を養っていかなければなりません。
つまり、間違った努力ほど無駄なことはないのです。
注意ポイント
いくら量をこなしたとしても、その方向性が間違っていたらどんなに頑張っても絶対に結果は出ないのです。
ダイエット中の努力は報われない
ダイエットに話を戻します。
あなたの目指す理想体型がトップアスリートのような美しいカラダなのか、ある時期までに◯キロ痩せたいと考えているのか、目指すゴールが高い低いにかかわらず、ダイエットには無情な側面があります。
それは実際に痩せることができたのかという「結果」が出てしまうからです。
ダイエットは痩せるための行為であるため「成功したのか」「失敗したのか」は結果からしか判断することができません。
つまり結果がすべてなのです。
努力してどれだけ頑張ったとしても、体脂肪が落ちていないのであれば意味がありません。
すなわち、ダイエットは「どれだけ頑張ったのか」ではなく「どれだけ体脂肪を落とせたのか」という指標でしか判断することができないのです。
残念ながら、体脂肪が落ちていないのであれば、たとえあなたがどんなに努力をしたところで報われることはありません。
ダイエットで努力したくないと考えてしまう要因
ダイエットを意気込んで開始しても「努力したくないなぁ」と考えてしまう事はないでしょうか。
努力したくないと考えてしまう方のほとんどが「努力する」=「量をこなす」と勘違いしています。
あなたがダイエットで努力できないのは量をこなさなければと勘違いしているから
ダイエットに限らず、何か新しいことに挑戦するときはまだ体験したことのない領域に足を踏み入れるわけです。
新しい領域においては実際の成功体験をしたことがないため、どのような結果になるのか不安がつきまとってしまいます。
そのため「量」をこなすことで「私は頑張っているのだ、努力しているのだ」という安心感が結果につながると勘違いしてしまうのです。
このように考えてしまう人ほど「努力」=「どれだけ頑張って量をこなしたか」に重視してしまいます。
きつい言い方かもしれませんが、その人がどれだけ努力したかどうかは体脂肪にとってみればどうでもよいのです。
いくら努力しても、実際に体内に溜め込まれた脂肪の量が減らなければ痩せることはできません。
これを理解せず「努力しているのになかなか痩せない」と多くの人が嘆きます。
ダイエットで努力なし?!結果を出せる人のマインドセット
たとえば、次の2つのうち、あなたはどちらを望みますか。
- 毎日1時間以上走り込んだが、まったく痩せなかった
- 1日15分の運動を週に2回だけ行って、体脂肪が5%も減った
毎日1時間以上走り込めばかなりの「量」を費やしていることになります。
その「量」をこなすことが「努力している」に直結してしまうため「頑張っているのに痩せない」と考えてしまうのです。
たとえ、いくら毎日1時間以上走り込んだとしても、寝る前にラーメンやお菓子、甘いジュースなどを大量に摂っていたのでは痩せるはずがありません。
「量」=「努力」しているからそれ以外は何も変えなくて大丈夫だ、と考えてしまっても実際に体脂肪を落とすための行動が伴わない限り、痩せることは決してありません。
それに引き換え1日15分だけの運動を週に2回だけ行った場合、毎日1時間以上走り込む場合と比べると「量」は極めて少なくなります。
しかし、結果として体脂肪は5%も減った事実を手に入れることができるのです。
なぜなら「量」をこなすのではなく体脂肪を落とすための行為が伴っているからです。
※体脂肪を落とすための行為を行うためには、体脂肪がどのように燃えるのかを理解する必要があります。体脂肪が燃焼するメカニズムについて、下記記事で図解を用いてわかりやすく詳しく解説しています。
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ダイエットにおける努力家は本当の努力を怠らない
ダイエットに成功している人たちが行っている努力とはどのようなものなのでしょうか。
先ほどの例で考えてみます。
ただ、むやみに運動量を増やすのではなく、体脂肪を落とすには何が必要なのかをしっかりとひも解き、体脂肪を落とすための行動だけを効率よく行うことで体脂肪率を減らす結果を得ることができます。
つまり、どのようにすれば体脂肪を落とすことができるのかその仕組みから論理的に理解して体脂肪を燃やすことにすべての力を集中しているので、運動量は15分を週に2回だけでも、しっかりとした結果を導き出すことができるのです。
努力するとは、ある目的を達成するために、途中で休んだり怠けたりせず、持てる能力のすべてを傾けてすること。
引用:Shin Meikai Kokugo Dictionary, 5th edition (C) Sanseido Co., Ltd.
ポイント
努力とは、むやみやたらに行動する回数を増やすのではなく、どのようにすれば目的を達成できるのかを論理的に順序立てて考え、それに寄与する行動にあなたの持てる能力のすべてを傾けることです。
まとめ:ムダな努力は今すぐやめよう!
努力しているのに……と考えてしまうほど、ストレスに陥ってしまいます。
そのストレスもダイエットを成功させない大きな要因となります。
大切なので何度も言います。
ダイエットで量をこなすような努力は全く関係なく必要なのは結果だけです。
「どれだけ努力したかではなく、どれだけ論理的に考え、その考えられた筋道に関することに全力を注げるか」だけを考えてください。
「論理的に考える」とは、与えられた条件から正しい結果が得られるための考え方の道筋のことです。
ダイエットすると決める
↓
ダイエットは体重を落とすことではなく体脂肪を減らすことだと理解する
↓
体脂肪はなぜつくのか、どうすれば燃やすことができるのか理解する
↓
体脂肪を燃焼することに寄与する行動だけを全力で取り組む
↓
体脂肪が減り、目標を達成できる
この考え方でダイエットに取り組まない限り、必要のないストレスを感じるだけでなく、いつまでたってもダイエットに成功することはありません。
ダイエットを行う上では、結果に結びつくことだけ考えて、その1つ1つに全力で取り組んでください。