突然ですが、あなたは今までに決意して物事をすすめたことがありますか?
決意するとは自分の取るべき行動・態度などをはっきりさせて、その通り実行しようと心に決めることです。
この記事にたどり着いたあなたは、1度はダイエットしようと考えたことがあると思います。
ところが「なかなか最初の一歩が踏み出せない」「ダイエットを行う決意ができない」と困っていませんか?
ダイエットで「決意する」「覚悟を決める」「腹を括る」などと書くと、かなり重々しく感じてしまう方がいらっしゃるかもしれません。
実は、あなたの日常生活は決意の連続で成り立っていることをご存知ですか?
これがダイエットのこととなると突然決意できなくなって、行動できなくなっているだけなのです。
この記事では、決意すると決めたことをどのようにすれば実際に行動に移すことができるのかについて具体的に解説していきます。
ちょっとした考え方の変化を加えるだけで、あなたの決意はゆるぎないものとなり、簡単に行動できるようになります。
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「決意する」、「覚悟を決める」、「腹を括る」の意味
具体的な話を始める前に、まずはそれぞれの言葉が持っている意味を確認していきましょう。
「決意する」とは「決心する」と同じ意味合いを持っています。
決意する
自分の取るべき行動・態度などをはっきりさせて、その通り実行しようと心に決めること
決心する
どんなに苦しくても実行しようと心に決めること
覚悟を決める
・困難ではあっても絶対に実行しようと心に決めること
・不利な結果が出るかもしれないと予測して、心を決めること
腹を括る
(戦場に向かう武士が帯を締め直す、着物を着ている人が緩んでいる帯を締め直す、の意味から)
・覚悟を決める
・腹(丹田)に「気」をみなぎらせる
どの言葉も「心に決めること」が共通しています。
これらのことから、何か重要なことに際して意を決して望むという意味があることが伺えます。
この言葉の意味だけを考えてしまうと、とても重々しく感じてしまい、とっつきにくい印象を受けてしまいます。
しかし、実際にあなたが送っている日常生活は決意の連続で成り立っているのです。
あなたは常に心に決めて行動している
たとえば、喉が渇いたときを思い浮かべてください。
このとき、あなたは意識していないかもしれませんが、喉の渇きを感じたことで「よし、水を飲もう」と決意していることになります。
前述の通り、決意するとは自分の取るべき行動・態度などをはっきりさせて、どんなに苦しくてもその通り実行しようと心に決めることです。
喉が渇いたので水を飲もうと心に決めるということは、水のある場所まで移動することも、水を口に含む動作も、含んだ水を飲み込む動作もすべて絶対に実行しようと心に決めて行動しているのです。
「水を飲もう!」と決めたときから、以下のような考えはなくなるはずです。
- 水のある場所まで移動するのが面倒くさいから水を飲むのをやめよう
- 今日は風邪気味で喉が少し痛いから水を飲むのをやめよう
- コップに入っている水を持つのが冷たくて嫌だから飲むのをやめよう
どんなに移動が面倒くさかろうが、喉が痛かろうが、手に持つ水が冷たかろうが、これらの困難が事前にあるとわかっていても水を飲みます。
まさに覚悟を決めて水を飲んでいるのです。
なぜダイエットのことは決意できないのか
誰しも喉が渇いたので水を飲むことは、決意し、覚悟を決めて行動できます。
ところが、これがダイエットのこととなった途端に決意できなくなってしまう人が増えてしまいます。
これはいったいなぜなのでしょうか。
それは、結果に囚われすぎてしまうことが原因です。
ダイエットを始めようと決意することは、自分の定めた目標を達成しなくてはならないと、自分に課題を掲げることになります。
つまり、目標を達成するという結果を出さなければならない重圧(プレッシャー)が自分にのしかかってきます。
痩せなければならないというプレッシャーが自分にかかり始めると、本当にその結果を出すことができるのだろうか、失敗してしまったらどうしようといった不安が現れます。
不安を感じるくらいなら、今ある状態(不安を感じない状態)のほうがマシだと、不安要素を無意識のうちに排除しはじめます。
また、新たな行動を取ろうとしても、「面倒くさいからいいや」、「大変そうだからやめた」といかにも正当に思える理由をつけて、良くない結果を事前に避けようとしてしまいます。
これは結果に固執するあまりに脳が取った防衛反応とも言えます。
このように、あなたが決意できないのは、何かしらの自分が期待する結果に囚われすぎてしまっているからなのです。
ここで前述の喉が渇いたときに水を飲むことを思い出してください。
あなたは、喉が渇いたからといって、絶対に喉の乾きを潤すという結果を是が非でも達成してやろうと意気込んで水を飲みますか?
そのようなことは考えずにただ水を飲むはずです。
なぜなら、水を飲むと決めた場合、喉の渇きを潤すという結果にとらわれていないからです。
もし1杯飲んでもまだ喉が渇いていると思えば、もう1杯飲めば良いだけですし、水でなくともフルーツをかじっても良いわけです。
ガムをかんで代用することもできるでしょう。
つまり、結果にとらわれなければ、のどの渇きが潤おっても潤わなくても、結果がどうなろうともあなたは何かしらの行動を取っているのです。
覚悟を決めるには結果を手放せばよい
ダイエットのこととなると、どうしても痩せるといった結果を重視してしまいます。
そのため、その結果に固執するあまり、決意できなくなってしまっているのです。
ではどうしたら決意し、覚悟を決めて、腹を括ることができるのでしょうか。
それは「結果を手放す」ということです。
言い換えれば、覚悟を決める・腹を括るとは、良いことがあっても、悪いことが来てもすべてを受け止める、望む結果と正反対のものでも引き受けるために工夫し続ける本気のことです。
たとえ失敗しようが、嫌われようが、誰かに笑われようが、怒られようが、嫌な気持ちや悲しい思い、悔しさなどもすべて受け入れる。
「どこからでもかかってこいや!」と来るものすべてを受け止めると決めてしまうことです。
目標を達成したいのであれば、たとえそれがやりたくないことであってもやると決めることです。
たとえば、ボクサーは相手から殴られることを知っています。
強烈なパンチを顔やお腹に受けると事前にわかっています。
それでも痛みに耐えられるのは、パンチが来ることも、打たれれば痛いこともわかった上で、それでもなおボクシングが好きだから、グッと腹を決めて力を入れて構えることができるので耐えることができます。
たとえどんなに強いボクサーでも、寝ているところを殴られてはひとたまりもありません。
なぜならすべてを受け止める事前の心構えができていないからです。
このように、何かを行うときにやってくる出来事、結果、良いこと、悪いこと、すべてを受け止めると決めることができたとき、あなたは覚悟を決めた、腹を括ったと言えるでしょう。
具体的に覚悟を決める方法
ここまで覚悟を決める・腹を括るにはどのような心構えが必要なのか述べてきました。
なるほど、すべてを受け止めることだとわかっても、そんなに簡単にはできないと思われる方がいると思います。
私も覚悟の決め方、腹の括り方を理解したとき、すべてを受け止めようと行動を開始しました。
ところが、頭ではすべてを受け止めているつもりでも、なかなか思うようにはいきませんでした。
嫌なことが続いたり、悲しさや虚しさを感じたり、受け止めているつもりでも、途中で心がポキッと折れてしまいそうになった経験を何度もしました。
なぜこのような状態に陥ってしまうのかずっと考えていました。
そして、あることに気付いたのです。
それは、覚悟を決める・腹を括ることは、何か自分に大きな約束をすることであると勘違いしていたのです。
自分に似合った心の器を持つ
すべてを受け止めるといっても、ものすごく大きなものがいきなり自分にのしかかってきたときは、どんなに意気込んで歯を食いしばって踏ん張っても、受け止めきれるものではありません。
なぜなら、それを受け止めるための器を持ち合わせていないからです。
たとえば、雨が降ってきたとします。
雨にカラダが濡れないようにするには、自分のカラダをすっぽりと覆うことができる大きさの傘が必要です。
もし自分のカラダよりも小さな傘(たとえば子供用の傘)を使ってしまったら、傘からはみ出した部分が濡れてしまいます。
つまり、何かを受け止めるためには、やってくるものを受け止めるだけの自分に似合った大きさの受け止めるものが必要になります。
自分の言動と行動が一致する小さな約束を必ず守る
ではどのようにしてやってくるものを受け止めるだけの自分に似合った器を用意すればよいのでしょうか。
それは、自分と大きな約束をするのではなく、自分との小さな約束をして、それを必ず守ることです。
前述のとおり、私は「覚悟を決める・腹を括る」=「自分に大きな約束をすること」であると勘違いしていました。
いきなり大きな約束をしてしまったので、受け止めなければならないものも大きくなってしまったのです。
自分にはまだ受け止められる器がないのに、いきなり大きなものを受け止めようと小さな器で意気込んでいたために、受け止めきれなかったのです。
そこで、大きな約束をやめ、自分が受け止めきれるだけの大きさにまで小さくした約束をつくり、それだけは必ず守ることにしました。
- 小さい約束を1つずつ守って1歩ずつ進んでいこう
- 大きな約束をしておいて、守れずに挫折することだけは避けよう
このように考えることができるようになってからは、嫌なことでもやりたくないことでも自分が受け止めきれる程度のものになり、自分との約束を継続できるようになってきました。
つまり、自分の言動と行動を一致させる約束だけをするようにしたのです。
別の言い方をすれば、自分に嘘をつくことをやめたともいえます。
自分ができない約束をして、それが守れないと自分に嘘をついていることになってしまいます。
そのため、自分に嘘をつくくらいなら、はじめから行動をしなければよいと無意識のうちに考えてしまうのです。
例:朝早起きをすると覚悟を決める
たとえば、朝早起きすることを考えてください。
早く起きることを自分で決めて、「よし、どんなに眠くても早起きするぞ!」と覚悟を決めたとします。
ところが実際に行ってみると、なかなか思うようにはいきません。
おそらく誰しもが経験したことがあることだと思います。
眠いのに起きなければならないことほど辛いことはありません。
このとき、眠いことが優先されてしまい、最初に自分と交わした「よし、どんなに眠くても早起きするぞ!」の約束を破棄してしまいます。
なぜなら、自分に嘘をつきたくないから。
初めからそのような約束などしていなかったことにしてしまうのです。
これでは覚悟を決めたとは言えません。
なぜこのような状態になってしまうのでしょうか。
それは、はじめからできない大きな約束をしてしまったため、自分の言動と行動を一致させることができないからです。
では、自分にできる小さな約束とはどのようなものでしょうか。
それは、自分の言動と行動が一致できるものを選べばよいのです。
前述の早起きを例にすると「どんなに眠くても早起きするぞ!」と約束するのではなく、「二度寝はOK、三度寝もOK、四度寝までに起きよう!」と今の自分にできる小さな約束をすればよいのです。
そして、その小さな約束だけは必ず守るのだと決めることです。
四度寝までに起きようと約束をして、実際に起きることができれば、それはあなたが受け止めたくない辛い現実(眠さに打ち勝つ)を受け止めることができたと言えます。
そして、言動と行動が一致していますので、自分に嘘をつく必要もなくなります。
これを繰り返していくうちに、少しずつ自分との小さな約束を守れるようになり、三度寝までに起きられるようになり、二度寝までに起きられるようになり、やがて決めた時間に一発で起きられるようになります。
なぜなら、自分との小さな約束を守り続けているからです。
これが「どんなに眠くても早起きするぞ!」と覚悟を決めたことになります。
自分との小さな約束を必ず守り続けると決めることができれば、結果的に自分の定めた大きな目標を自分に嘘をつくことなく達成していることに気付くはずです。
まとめ:腹を括ることは自分に嘘をつかないこと!
ダイエットで覚悟を決めるとなると、現状の自分では到底達成できない目標をいきなり掲げてしまう傾向があります。
これはある意味仕方のないことかもしれません。
なぜなら、ダイエットに関する情報は至る所にあり、さまざまな情報が飛び交っています。
簡単に情報が手に入るようになった反面、それらの情報からの影響も受けやすくなってしまっていると言えます。
ところが、実際にダイエットを行うのは、情報を提供している人ではなくあなた本人です。
あなた自身が「よし、やる!」と覚悟を決めることができなければ、ダイエットは成功しません。
覚悟を決めたのであれば、最初から自分にできない大きな約束はしないでください。
今の自分にできる小さな約束だけを確実に守ってください。
最初に小さな一歩から始めて行動を開始した時点で、それは覚悟を決めた一歩を踏み出したことになるのです。
あとは、少しずつでも、一歩ずつでも、たとえ半歩ずつでも前に進むだけです。
ポイント
できない約束をするのではなく、あなたの言動と行動を一致させることができる約束だけを続けてください。
これがロジックダイエットがたどり着いた「覚悟のススメ」です。