「よし、ダイエットしよう!」
と意気込んでダイエットを開始してみたものの、はじめはモチベーションも高くて続けられるけど、いつの間にかそんなモチベーションも薄れて三日坊主になってしまう・・・
こんな経験、あなたにも覚えがあるはずです。
「モチベーションが続かないせいなんだよ!」「モチベーションさえ続けば簡単なのになぁ。。。」だのと嘆く人のなんと多いことか。
私もモチベーションが続かずに、気づけば12年間もダイエットしてはリバウンドを繰り返していました。
ダイエット中のモチベーションさえ維持できれば、ドラえもんの四次元ポケットを手に入れたも同然、悟空が界王拳ではなくスーパーサイヤ人になり、ドラクエでレベル99になったようなもの。
そこで今回は、誰も語らないダイエット中のモチベーションが続かない2つの理由をお伝えし、どうすればモチベーション高くダイエットを継続することができるのか5つの対処法も紹介します。
この記事から得られるあなたのベネフィット
- モチベーションの仕組みについて理解を深めることで、最終的にはモチベーションに関係なくダイエットに寄与する行動を続けることができる
- ダイエットに関する不安がなくなり、何をするにもポジティブな気持ちになれる
- 同じ方法を使えば、ダイエット以外でも新しく挑戦することに適応できるので、目標達成がしやすくなる
心が折れそうになったら、ぜひこの記事に戻ってきてください。
ダイエット中のモチベーションが続かない2つの理由とは?
そもそも、モチベーションとは何なのでしょうか?
- 動機付け
- 物事を行うための動機や意欲になるもの。刺激や意欲。
出典:三省堂 大辞林 第三版
あなたも何かしらの動機があってダイエットを始めたはずです。
しかし、気づくと途中でやる気が失せていますよね。
私も12年間ダイエットしてはリバウンドを繰り返した経験があります。
毎回リバウンドしてしまった理由の1つが「モチベーションが続かない」から。
なぜ好きなことは誰が何といおうとも勝手に続けられるのに、ダイエットのこととなるとモチベーションが下がってしまいやすいのでしょうか。
私の12年間のリバウンド経験から、次の2つが主な原因であると判明しました。
ダイエットのモチベーションが続かなくなってしまう2つの原因
- 情報不足で不安になってしまうから
- 体験不足で実感がわかないから
それでは、順を追ってその原因を掘り下げていきます。
情報不足で不安になってしまうから
ダイエット中のモチベーションが続かない理由の1つが情報を知らなすぎることが挙げられます。
なぜなら、私たちは知らないことは行動に移すことができません。
たとえば、あなたは自転車を見たことも乗ったことがないとしましょう。
この状態でいきなり自転車を渡され、乗ってみろと言われても難しいものがありますよね?
「どうやって乗るのだろうか」
「転んでしまったらどうしよう・・・」
知らないことを行動に移そうとすると、不安を感じてしまいます。
残念ながら私たち人間は不安を感じると行動を控えるように自己防衛反応がはたらく本能の仕組みが備わっています。
そのため、自分が知らないことに対しては意欲を下げ、動機を失いやすくなります。
逆に言えば、もしあなたがダイエット中のモチベーションが続かない理由とその対策を事前に情報として知っていれば、モチベーションを下げずにダイエットを続けられますよね。
つまり、情報不足は不安を感じる引き金だったのです。
体験不足で実感がわかないから
なるほど、情報不足でモチベーションを下げてしまうことがわかりました。
しかし、今日ではインターネットで調べれば情報などほとんどすべてが無料で手に入ります。
どんなに素晴らしい情報を手に入れたとしてもモチベーションが徐々に下がってしまう経験をされたことがある方は多いはず。
なぜなら、いくら情報を手に入れたとしても、その情報を実際に自分で試したことがないため、不安を感じてしまうからです。
「UFOが出現した!」
このような情報を入手したとしましょう。
あなたは信じますか?
大抵の方は信じないはずです。
ところが、あなたの目の前にUFOが現れてパッと消えた場合はどうでしょうか?
この場合はUFOが出現したことを簡単に受け入れることができますよね。
もしくは「UFOにさらわれて機内に連れ込まれ、気づいたら地面に倒れていた。その証拠に手に見たこともないあざがついていた」とあなたの大親友に告げられ、実際に手のあざを見たら、あなたは信じてしまいますよね。
つまり、どんなに多くの情報を得たとしても自分で体験したことがないと実感がわかないため、情報を知らないのと同じ状態に陥ってしまうのです。
ダイエット中のモチベーションを上げて行動を続ける5つの対策法
ここまでダイエット中のモチベーションが続かない原因を見てきました。
原因さえわかれば、その対策を打てばよいわけです。
ではどのようにダイエット中のモチベーションを上げて行動を続けてゆけばよいのでしょうか。
その対策法は次の5つです。
モチベーション高く行動を続けるための5つの対策法
- 環境を変える
- 同じ志を持つコミュニティーを活用する
- 実際に体験してしまう
- 自分の体験談や情報をアウトプットする
- ゲーム感覚で楽しいことを見つける
1. 環境を変える
一番手っ取り早い方法が環境を変えてしまうことです。
なぜなら、環境が変わるとそうならざるを得ない状況になり、無意識のうちに情報を探し、体験する機会が増えるからです。
たとえば、英語が話せるようになりたい場合を考えてみましょう。
どんなに素晴らしい参考書やテキストブックを手に入れることができたとしても、なかなか上達しないことは容易に想像できると思います。
ダイエットと同じでモチベーションが続かないからです。
ところが、いきなりアメリカやイギリスなどの英語を話す国に行ってしまったらどうなるでしょうか。
自分の周りは英語だらけ、道を尋ねるにも食事を注文するにも英語が必要になります。
海外に出てしまえば、英語を目にすることも、耳に入ってくることも当たり前となり、否が応でも英語漬けになります。
自宅で英会話を勉強する人と海外に留学する人では、海外に留学する人の方が圧倒的に英会話を上達するチャンスが増えます。
ダイエットの場合なら、ジムに入会してみたり、このあとに紹介するコミュニティーに参加してみたりと、今の生活と環境を変えてみることが有効です。
環境を変えるもう1つの利点は、モチベーションが高かろうが低かろうが行動をせざるを得ない状態を作れることです。
よく言えばモチベーションに頼ることなく、悪く言えば、なかば強制的にダイエットに寄与する行動をとることになりますから、本気で自分を変えたいなら環境を変えてしまうことは絶大な効果を引き出します。
ポイント
環境を変えてしまうと、情報を入手する機会も実際に体験する機会も必然的に増えますので、モチベーションが上がった状態を維持しやすくなるだけでなく、ダイエットをすることが「当たり前」の状態を作り出せます。
2. 同じ志を持つコミュニティーを活用する
環境を変える方法と相性がよいケースの1つとして、同じ目的を持っている人たちの輪の中に飛び込む方法があります。
同じ志を持つ仲間が自分のすぐ近くにいることで、ダイエットをすることが当たり前の状態を作り出せるからです。
カンタンな方法としては、SNS(ソーシャルネットワークサービス)を利用すると良いでしょう。
ツイッターやインスタグラム、フェイスブック、youtubeなどの各種SNSでは、ダイエットに関する情報を発信している人たちが大勢います。
これらの人をフォローすると、ダイエットを行うことが当たり前の状態をすぐに作れるので、モチベーション維持にはもってこいです。
また、ツイッターやインスタグラムでは「#:ハッシュタグ」と呼ばれる機能があり、#(ハッシュマーク)の後に特定のキーワードを付けると、投稿がタグ化されます。
タグ化されることによって同じキーワードでの投稿を瞬時に検索することができたり、趣味・関心の似たユーザー同士で話題を共有することが可能です。
同じ興味・関心をもつ仲間とつながることで、直接メッセージのやり取りを行い、意見を交換することもできます。
私もダイエットに関する情報を日々つぶやいています。
#ダイエット のモチベーションが続かない理由
✅情報不足
✅体験不足モチベーションを上げて行動を続ける5つの対策
1️⃣環境を変える
2️⃣同じ志を持つコミュニティーを活用する
3️⃣実際に体験してしまう
4️⃣自分の体験談や情報をアウトプットする
5️⃣ゲーム化してしまう動機付けは
知ってるもん勝ち😊— ロジック@シリコンバレー (@logicdiet) May 9, 2020
もしよろしければフォローをお願いします。
ポイント
同じ興味・関心をもつ人たちと簡単につながることができるコミュニティに飛び込んでしまえば、ダイエットを行うことが当たり前の環境に身を置くことができます。
3. 実際に体験してしまう
どんなに素晴らしい情報を知っていたとしても、自分で経験したことがないと実感がわきません。
なぜなら、私たち人間は感情の生き物だからです。
私たちは楽しさやうれしさ「ワクワク感」といった心地よい感情がないものには情熱をささげることはおろか、行動に移すことすらできないからです。
たとえば、かねてから行きたかった場所への旅行を計画していたとしましょう。
旅行の当日は、どんなに朝が苦手な人でもパッと目を覚ますことができます。
なぜなら、私たちは「ワクワク感」といった自分にとって心地よい感情が伴う動作は、すぐにでも行動したくなる性質があるからです。
行動する前からワクワク感を感じる
↓
行動すればワクワク感を実感できると知っている
↓
ワクワク感を実感したいので行動に移す
↓
ワクワク感・充実感・達成感といった心地よさを満喫する
↓
もっと心地よくなりたいのでさらに行動する
ずっと行きたかった場所への旅行ですから「ワクワク感」を感じていますので、どんなに朝が眠くても時間が来たら目を覚ますことができます。
この「ワクワク感」を感じるためには実際に行動して体験することが一番の早道です。
たしかに、ダイエットに関する行動、たとえば食事を制限したり、普段行わないような運動を行ったりすることは気がのらないかもしれません。
しかし、辛いのは最初の1~2週間で、この時期を乗り切ると小さな成功体験を得ることができます。
「体重が少し減った」
「顔が少しほっそりした」
「今までおっくうだったことが辛くなくなった」
行動を続けると、必ず何かしらの小さな成功体験を得ることができます。
小さな成功体験を得ると「ワクワク感」を感じることができますので、次の行動をおこなう「きっかけ」がつくれます。
この「きっかけ」こそがモチベーションそのものです。
ポイント
とにかく、まずは行動してみることで体感を得ます。
そこから自分に見合った「ワクワク感」を得ることで、次の行動をおこなうモチベーションを得ることができます。
4. 自分の体験談や情報をアウトプットする
先ほど紹介した「コミュニティーを活用する」でも使えるのが「自分の体験談や情報をアウトプットする」方法です。
なぜなら、私たちの脳はどんなに素晴らしい情報をインプットしても情報をアウトプットしないと記憶が定着しないからです。
記憶が定着すると不安要素が消えるため、もっと改善するにはどうすればよいかとモチベーションが高まります。
マネジメントの発明者でマーケティングや戦略に大きな影響を与えた優れた社会学者であり、社会生態学者ピーター・ドラッカーも
人に教えることによって、一番よく学ぶ
と断言しています。
私は中学校のときに気づきました、人に知っていることを教えると自分が一番理解が深まることを。
友達に数学、理科、英語などの教科について質問をされ、教えていました。
すると、人に説明しているときに「フムフム、なるほどね」と自分でも納得して、理解が深まっていることに気づいたのです。
この経験から自分で何かインプットしたときは、必ずアウトプットと一緒に行うようになりました。
自分からアウトプットするので、情報を反芻する(繰り返して考える)ことになり、意識が高まりモチベーションもあがります。
また、自分の経験などをシェアすることで相手から感謝され、その気持ちがうれしくなり、モチベーションアップにもつながりました。
奥義:自分の大切な人にダイエットを宣言してしまう
体験談や情報のアウトプットの中で、モチベーションをなかば強制的に上げてくれる奥義があります。
それは、自分の一番大切な人にダイエットを宣言してしまうこと。
自分の一番大切な人にダイエットを宣言すると
「相手に対してカッコ悪いところを見せたくない」
「期待を裏切りたくない」
「良い結果を見せたい」
と強制的にモチベーションを上げることができます。
私もダイエットや減量を開始するときには、あえてツイッターやFacebookなどで公表してしまい、自分にはっぱをかけて、モチベーションを高める方法を使っています。
というわけで、自分の戒めのため、モチベーション維持のため、脳をダマすために公開減量日記はじめます。
=減量初日=
🔹体重82.2kg
🔹キャリパー19cm私はお風呂の前に鏡の前でのボディラインチェックとキャリパー(へその横の体脂肪をつまんで測る)を使って
モニターしてます。
いざ出陣💪 pic.twitter.com/MnrUfM9JvM— ロジック@シリコンバレー (@logicdiet) December 9, 2019
ポイント
自分の体験談や情報をシェアすると、意識が高まり、次の行動をおこなうモチベーションが高まります。
5. ゲーム感覚で楽しいことを見つける
なにか気分がのらない作業をしなければならないとき、自分の中でゲーム感覚で行動を「ゲーム化」すると行動しやすくなります。
なぜなら、前述のワクワク感を感じることができるからです。
たとえば、気が進まない掃除をしなければならないとき「床の掃除は小ボス、洗面所や中ボス、トイレ掃除が大ボスだ!」などと自分で設定してゲーム感覚で取り組むと、嫌だった作業がいつの間にか楽しい作業に変わります。
ほかにも「よし、次の作業は10分以内に終えることができたら私の勝ち、レベルアップだ!」などとゲームの要素を取り入れると、感情が高まり、ワクワク感から行動するきっかけを増やすことができます。
ポイント
自分の中で勝手にゲームのストーリーを作ったり、場面を設定したりして行動をゲーム化してしまうと、モチベーションを上げやすくなります。
わかっちゃいるけどそれでも怖い人へ
ここまでモチベーションを上げて行動する5つの方法について確認してきました。
たしかに、これら5つの方法を実践するとモチベーションを上げて行動しやすくなります。
しかし「そんなことはわかっているけど、行動するのが怖いんだからどうしようもないじゃないか!」という方がいるかもしれません。
なぜなら「怖いものは怖い」のです。
人間は生存本能の1つとして、不安に対して恐怖心を覚え、恐怖心を覚えたことに対しては行動させない脳の仕組みを持っています。
もしこの機能がなければ、たとえば高いところなどに行っても恐怖を覚えず、そのまま飛び降りてケガをしたり死んでしまったり、命の危機に直面してしまいます。
不安に対する恐怖が一番の曲者であることは、ホリエモンこと堀江貴文さんも言及しています。
いちばん怖いのは未来を恐れ、「心ここにあらず」の状態になってしまい、停滞してしまうことだろう。不安にさいなまれ、思い悩み、考え込んでしまうと守りに入り、行動できなくなる。
堀江貴文『考えたら負け 今すぐ行動できる堀江貴文150の金言』、(宝島社新書)
では、怖いものはどう対処していけばよいのでしょうか。
その答えは脳の仕組みから逆算していくとわかります。
恐怖は過去の失敗やまだ起きていない未来に対する不安から発生しています。
つまり、今、目の前にあることだけに集中すると不安や恐怖心を最小限に抑えることができます。
具体的には、行動しても怖くないレベルにまで行動を細かく分けて、小さなステップを1つずつクリアしていく方法が効果的です。
行動しても怖くないレベルにまで細分化
いきなり大きな目標を立ててもなかなかうまくいきませんよね。
それは目標があなたの現実から明らかに遠すぎるからです。
なぜなら、ゴールが遠ければ遠いほど、ゴールに到達するまでに時間を要します。
その間にあれやこれやと不安を考えてしまう時間が増えてしまいます。
先ほど紹介したとおり、不安を感じてしまうと行動をやめてしまいます。
たとえば、あなたがマラソンをしようと決めたとします。
決めたその日にいきなりフルマラソン、42.195㎞走れと言われて走れる人はまずいないはずです。
なぜなら距離が遠すぎるからです。
ただ、これが1㎞(1000m)だったらどうでしょうか?
もし1㎞でも不安を感じる人は、もっと短くして500m、250m、100mと自分の不安を感じなくても行動できる距離まで短くすれば行動できますよね。
それを少しずつ伸ばしていけば、やがてフルマラソンも走れるようになります。
つまり、不安を考える暇を与えない状態にまで行動を小さく刻んであげると、不安を感じることなく行動できるため、恐怖心を最小限に抑えることができます。
不安を感じないレベルにまで細分化するステップ
- 成し遂げたい目標を書き出す
- 目標を達成するまでに必要な行動を書き出す
- 書き出した行動を目で見て確認し、不安を感じるか自分に聞いてみる
- 不安を感じない状態になるまで行動を小さく刻んでいく
- 不安を感じないレベルまで行動を細分化したら、あとは実行していく
「水を飲む」を例に行動を細分化してみましょう。
水が飲みたいと思う
↓
水を飲もうと決める
↓
コップを取りに行く
↓
コップを持って蛇口まで行く
↓
蛇口をひねって水を出す
↓
コップに水を入れる
↓
蛇口をひねって水を止める
↓
コップを手に持つ
↓
手に持ったコップを口までもっていく
↓
コップの水を口に入れる
↓
勇気を出して水を飲みこむ
ポイントは、もうこれ以上細分化できないレベルにまで行動を小さく刻んでしまい、何も考えなくてもできる状態になるまで動作を小さなステップにわけることです。
何も考えなくてもできる状態にまで行動を小さなステップに分けることができると、モチベーションに関係なく行動することができますから、あとはそれを続けていくだけです。
いきなり大きな階段を上ろうとはせず、小さな階段をコツコツと登っていくと、気づけば何の不安も感じることなくてっぺんにたどり着けます。
まとめ:モチベーションは工夫次第でいくらでも高めることが可能!
このように、なぜダイエットのモチベーションが続かない原因がわかれば対策することは意外と簡単です。
ものごとを順序立てて考えて、ひとつずつ解決しながら行動していくと、自分自身に納得しながら小さな成功体験を得ることができます。
この小さな成功体験の積み重ねが、やがて大きな成功へとつながる唯一の方法です。
ダイエットだけに限らず、新しいことに挑戦するときにはモチベーションが必要です。
最後にもう一度、モチベーション高く行動を続けるための工夫5つの対策を確認しておきましょう。
モチベーション高く行動を続けるための5つの対策法
- 環境を変える
- 同じ志を持つコミュニティーを活用する
- 実際に体験してしまう
- 自分の体験談や情報をアウトプットする
- ゲーム感覚で楽しいことを見つける
この記事で学んだことを応用していただければ、あなたはこの先モチベーションに困ることなく行動できるようになり、あなたの人生の質、いわゆるQOL(Quality of Life))が向上すること間違いなしです!
ロジックダイエットはあなたのQOL改善を全力で応援致します。